願はくは  ― 西行をまねたソネット ―


願はくは 花

願はくは 春


この世のものに別れを告げて

召されるならば 春 さくら


やわらかな陽光と

ゆるやかな風をうけ

花びらが舞うなかで

愛する女を抱きしめて

その鼓動をたがいに感じ

すべての私の咎を詫び

彼女のゆるしに心を清め

眠るように生を終えたい


願はくは 花

願はくは 春 さくら


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