軋み


きみを挿すたび軋むベッド
ゆさぶるたびに音をたてる

ぼくの指を呑みこみ吸いこむ力
そのくせ弾きかえし押しだす力

それは死ぬほど愛しているくせ
ぼくを排斥しようとするに似て

きみを突くたび軋むベッド
ゆさぶるたびに浮きしずみ

きみを穿つそのたびに
昏がりでギシギシギシ

その圧縮された湿った音は
ふたりの愛の軋みにも似て


前の詩 次の詩

恋愛詩INDEX