な ぜ


なぜそんなにやさしいの
わたしなんかになぜなの教えて
こんなふうにされたこと
今までいちどもなかったから

いつも人に裏切られ
だれも信じられなくなっていた
それでひとりで生きていた
貧しさで息がつまりそうだった

カードローンを数社かえすと
給料だって半分が消える
ろくなものも食べていない
ブラウス一枚買うよゆうがない


でもわたし
あなたに会える日うれしくて
もらいものの古い服で
せいいっぱいのおしゃれをした

わたしときたらセンスがなくて
みっともない格好をしてたのね
はやりの服と靴を贈られ
高いお店でご馳走してくれる


ねえなぜ なぜなの
抱きもしないでなぜかまうの
あんまりあなたがやさしいと
愛だなんて勘ちがいする

でもわたし
あなたを愛してしまったの
夢ならどうか醒めないで
あなたのそばで眠らせていて
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