聖夜に


不道徳であるかもしれないが

不誠実ではない


不謹慎であるかもしれないが

不真面目ではない


だからとて胡座をかき

恥を忘れて居直るのではない


慕うなとは誰が云えよう

愛するなとは誰が云える


倫理にもとることだというのは

みずからが知っている


それでもなお愛さずにいられない

生きた者のぬくもりは私を救う


抑制をゆるめて生きることを

自死するよりも神は赦す


君の笑顔がたくさん見たい

思い出をいくつもつくろう


聖しこの夜 この身ひとつ

聖くなくとも穢れていても


聖しこの夜 生きて乾杯

君と過ごす聖夜にひたる


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