かりそめの別れ 五首





残るわたしの命でおまえを
愛したい生きたい書きたい抱きしめたい


命つきても別れにあらず
この別離云わずもがなのかりそめの

風雨に散らずしがみつく愛
堪えてこそ永くしぶとく八重桜
ふたたび出逢うは強きこころで
沼のなか身動きできずに泥心中
あまりに細くか弱きこの腕
その狂気おまえの嵐うけとめる

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